

パシフィコ・エナジー細江発電所
宮崎市内から西へ約5km、ゴルフ場建設予定地だった平坦な盆地に作られた細江発電所。九州という土地柄、積雪なども少なく、年間を通して安定した発電量を維持しています。パシフィコ・エナジーが保有する発電所の中でも生息する動植物数が多く、バラエティ豊かな生き物たちが暮らすソーラーファームです。


太陽光パネルをぐるりと囲むように広がる残置森林エリア。とりわけ生息している植物・昆虫類の数は多く、多様性豊かな生態系が広がっています。
ニホンアナグマ
アカショウビン
テン
ニホンヒキガエル
ヘイケボタル

太陽光パネル設置エリア周辺では、小型の哺乳類の姿をよく見かけます。除草剤を使用していないため、自生する植物の数も豊富です。
ノウサギ
カヤネズミ
サシバ
ヒメアカネ

発電所内には2つの調整池があり、特に第2調整池では28種もの生物が確認されています。
ミサゴ
スジエビ
ミナミメダカ
アカハライモリ
約2万7919世帯
1年分の電気
※発電所ごとの発電規模は一世帯の年間平均電力消費量を
4322kWhとして計算した場合の数値
ここから先は
発電所の調査員によって撮影された
リアルな生き物の写真です。(一部を除く)
昆虫類が苦手な人は、ご注意ください。
哺乳類
発電所内でよく目にするのが、ノウサギ、テン、ニホンアナグマといった比較的小型の哺乳類。また日本で一番小さいネズミと言われるカヤネズミも生息しており、草の根元に玉のような小さな巣を作っています。
鳥類
サシバやミサゴといった雄々しげな猛禽類が、太陽光パネルの上で羽を休めていることも。また朱色の体が美しく、鳴き声が特徴的なアカショウビンの姿もよく見かけます。
植物
さまざまな植物が生息していますが、とりわけ特徴的なのが、白い花弁が美しいダルマエビネ。宮崎県の指定希少野生動植物にも指定されており、2015年に残置森林エリアに移植したものが、すくすくと育っています。
陸上昆虫類
パネル周辺を飛び回るヒメアカネの群れをよく見かけます。また発電所の北東部に位置する「ホタル水路」には、複数種のホタルが生息しており、たくさんのホタルが飛び回る幻想的な光景は初夏の風物詩です。
両生類・爬虫類
重要種であるニホンヒキガエルやトノサマガエルなど、カエル類を中心に多数の両生類・爬虫類が生息。調整池には重要種であるアカハライモリの姿も見られます。
水生生物
貯水池には重要種であるミナミメダカが生息。淡水域を中心に生息しているスジエビの姿なども見られます。